今回は、「【快適職場は「珈琲等のある職場」でなく「ムダ等の無い職場」」について作成しました。
労働衛生の取組を行うことで、従業員に培われる「技術」「経験」「人間関係」等の財産を、企業が安定して享受するためにご活用ください。

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快適職場は「珈琲等のある職場」でなく「ムダ等の無い職場」
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生産性低下の3Mは、ムリ、ムダ、ムラの3つになりますが、その中で最も排除するべきは、ムダになります。また、ムダを意識的に排除することで、ムリとムラも低減していきます。

ムダのない業務に比べて、従業員がムダな業務をすることは、利益の低下、業務の負担の上昇、過重なストレスによる健康障害リスク向上という、悪い影響が生まれ不快になります。今回は、働く人の健康管理のためのムダの排除について、整理したいと思います。

快適職場の話をする場合、「弊社には珈琲メーカーを置いている。」とおっしゃる方がいますが、職場は仕事をする場所です。従って、快適職場とは、ムリ、ムダ、ムラが少ない状態で、かつ、得られる利益が多くなる職場を意味します。珈琲で得られる快適性は、仕事外でも得ることができ、わざわざ事業所内でコストを費やして行う必要はありません。ただの「快適」と「快適職場」は意味が違いますので、ご注意ください。

◎ムダの種類と内容
ムダには、一般的に以下の様な種類に分かれます。
①正味主体作業(統括的業務)のムダ
②不良のムダ
③設備のムダ
④在庫のムダ
⑤材料待ちのムダ
⑥段取りのムダ
⑦運搬のムダ
⑧作業指示待ちのムダ
働く人の健康管理の視点で、ムダを排除するためには、考え方として、労働衛生の5管理の視点と、方法として、労働衛生管理体制の中で改善する視点の2軸が重要になります。

◎労働衛生の5管理の視点…

◎労働衛生管理体制の視点…

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